お肉を使わないのに満足感ある精進料理
精進料理は質素で物足りないイメージを持たれる方も多いですが、
実はそんなことはなく、肉や魚を使わないのにまるで使っているかのような
満足感を得るための努力の結晶の料理とも言えます。
先人の知恵を今に受け継ぐ、精進料理家の第一人者藤井まり先生による
乾物を使ったもどき料理3品をご紹介しています
Story
1.しいたけの照り煮
しいたけは、乾しいたけを使います。それによって生にはないうま味成分が出てくるため、照り煮にしたときにメインディッシュとしても遜色ない存在案が生まれます。その手法とは。
2.車ふのカツ
お麩を使ったカツのご紹介です。さらにソースも豆味噌を使って自作します。衣には卵も使いませんが、充実した美味しさが広がる秘訣がありました。ベジタリアンレストランでも花形の車ふのカツ。ぜひ自宅でも作れるようになりましょう。きっと家族に喜ばれることでしょう
3.高野豆腐の揚げ出し
揚げ出し豆腐もあえて高野豆腐を使うことで、より味がしまった美味しさになります。精進料理にマッチする油の紹介など、取り入れやすい内容ばかりです
※本動画は、乾物をセットにして通信販売をしていたことがあり、具体的な商品の紹介も入っております。現在セット商品の販売はありませんが、購入先をご案内することは可能ですので、お問い合わせください
出演者
藤井 まり
精進料理家(鎌倉 不識庵)
北海道出身、早稲田大学教育学部卒。神奈川県鎌倉市在住。夫・藤井宗(そう)哲(てつ)(2006年没)は、10年間の修行僧時代禅僧達のために料理を作る典座(てんぞ)を経験し、精進料理の本などを数多く執筆。その後、請われて精進料理を教え始め37年。現在は、自宅を開放しての精進料理教室をはじめ、全国各地に招かれて料理講習会、パリ、ロンドン、ベルリン、北欧、米国、東南アジアなどで精進料理のワークショップ等をしている。
著書『四季折々の祝い膳』(河出書房新社)、『the enlightened kitchen』(講談社インターナショナル)、『旬の禅ごはん』(誠文堂新光社)など。